”ドント方式” って知ってますか?
いきなり、疑問系のタイトルでスミマセンm(_ _)m
これは、約4年前、あるニュースを耳にしたことがきっかけで、調べていくうちに突き当たった言葉でして(^^ゞ
あ!ご存知の方は、明日の記事をお待ちください(^_^;
4年前の2005年、衆議院議員総選挙が行われ、自民党が歴史的な大勝を果たしました。
その時に流れたニュースなのですが、要約すると、
『比例代表の東京ブロックで、自民党候補が勝ち過ぎて比例名簿に記載された人数が足りず、1議席分の当選枠が社民党に流れた』
ということでした。
私が興味を持ったのは、この”社民党に流れた”の部分で、
ま、社民党かどうかはこの際問題ではないのですが、どうして”社民党になった”のか?というのが疑問だったのです。
なぜ民主党ではなかったのか、ということですね。
一般的に「比例代表は、各政党の得票率に応じて議席が配分される」制度と言われています。
もちろん、これ自体は正しいのですが、実際に、どういう計算式で配分されているのか、
ということを知らなかったのです。
例えば、単純に割合で比例して計算すると、
仮に投票総数が100万票で、議席が10席だとすると、
A党:30万票
B党:25万票
C党:15万票
D党:10万票
E党:8万票
F党:5万票
以下、少数票
というような得票状況だったとします。
そうすると、単純計算では、
A党:3議席
B党:2.5議席
C党:1.5議席
D党:1議席
E党:0.8議席
F党:0.5議席
となり、端数が出るだけでなく、このままだと合計も9.3議席となり、全ての議席が埋まらない、ということになります。
しかも、先ほどのように、1議席分、名簿が足りない、というようなときは、それをどこに配分するのかという根拠もありません。
よくよく考えてみると、「得票率に応じて議席を配分」というのは、非常に複雑なことのような気がしました。
でもって調べていきましたら、↓のようなページに解説が出ていました。
http://www015.upp.so-net.ne.jp/haku/dontohousiki.html
(※こちらのサイトには、リンクに関する注意事項も、管理者様への連絡先も記載されていなかったため、ひとまずurlを記載させていただきました。問題がある場合は削除いたしますので、ご連絡ください。)
なるほど!という感じですよね(^^ゞ
上記のサイトは、携帯向けのレイアウトではありませんので、携帯でご覧の方のために簡単に説明しておきますと、先ほどの例で、
A党:30万票
B党:25万票
C党:15万票
D党:10万票
E党:8万票
F党:5万票
議席数10だったとすると、まず最初は得票数がそのままポイントになり、
A党-1:300,000P
B党-1:250,000P
C党-1:150,000P
D党-1:100,000P
E党-1:80,000P
F党-1:50,000P
となります。次に、これを2で割ります。すると、
A党-2:150,000P
B党-2:125,000P
C党-2:75,000P
D党-2:50,000P
E党-2:40,000P
F党-2:25,000P
となります。さらに次は3で割ります。すると、
A党-3:100,000P
B党-3:83,333P
C党-3:50,000P
D党-3:33,333P
E党-3:23,333P
F党-3:13,333P
となります。以下、このように、4,5,6と大きい数字で割っていきます。
これをポイント順に並べなおし、議席数までが当選となります。
A党-1:300,000P
B党-1:250,000P
C党-1:150,000P
A党-2:150,000P
B党-2:125,000P
D党-1:100,000P
A党-3:100,000P
B党-3:83,333P
E党-1:80,000P
C党-2:75,000P
--ここまでが当選--
F党-1:50,000P
D党-2:50,000P
C党-3:50,000P
E党-2:40,000P
D党-3:33,333P
F党-2:25,000P
E党-3:23,333P
F党-3:13,333P
この結果、
A党:3議席
B党:3議席
C党:2議席
D党:1議席
E党:1議席
となるわけです。
そこで!冒頭に書いたニュースに戻ると、この例で言えば、A党は3議席確保できたにもかかわらず、候補が2名しかいなかったため、当落上の時点だった、F党に議席が回った、ということだったんですね(^^ゞ
この方式は、考案者であるベルギーの数学者ヴィクトル・ドント氏の名前をとって、ドント方式と呼ばれています。比例代表制を採用している多くの国で利用されている計算方式だそうです。
今、注目の、数字の話でした!
これは、約4年前、あるニュースを耳にしたことがきっかけで、調べていくうちに突き当たった言葉でして(^^ゞ
あ!ご存知の方は、明日の記事をお待ちください(^_^;
4年前の2005年、衆議院議員総選挙が行われ、自民党が歴史的な大勝を果たしました。
その時に流れたニュースなのですが、要約すると、
『比例代表の東京ブロックで、自民党候補が勝ち過ぎて比例名簿に記載された人数が足りず、1議席分の当選枠が社民党に流れた』
ということでした。
私が興味を持ったのは、この”社民党に流れた”の部分で、
ま、社民党かどうかはこの際問題ではないのですが、どうして”社民党になった”のか?というのが疑問だったのです。
なぜ民主党ではなかったのか、ということですね。
一般的に「比例代表は、各政党の得票率に応じて議席が配分される」制度と言われています。
もちろん、これ自体は正しいのですが、実際に、どういう計算式で配分されているのか、
ということを知らなかったのです。
例えば、単純に割合で比例して計算すると、
仮に投票総数が100万票で、議席が10席だとすると、
A党:30万票
B党:25万票
C党:15万票
D党:10万票
E党:8万票
F党:5万票
以下、少数票
というような得票状況だったとします。
そうすると、単純計算では、
A党:3議席
B党:2.5議席
C党:1.5議席
D党:1議席
E党:0.8議席
F党:0.5議席
となり、端数が出るだけでなく、このままだと合計も9.3議席となり、全ての議席が埋まらない、ということになります。
しかも、先ほどのように、1議席分、名簿が足りない、というようなときは、それをどこに配分するのかという根拠もありません。
よくよく考えてみると、「得票率に応じて議席を配分」というのは、非常に複雑なことのような気がしました。
でもって調べていきましたら、↓のようなページに解説が出ていました。
http://www015.upp.so-net.ne.jp/haku/dontohousiki.html
(※こちらのサイトには、リンクに関する注意事項も、管理者様への連絡先も記載されていなかったため、ひとまずurlを記載させていただきました。問題がある場合は削除いたしますので、ご連絡ください。)
なるほど!という感じですよね(^^ゞ
上記のサイトは、携帯向けのレイアウトではありませんので、携帯でご覧の方のために簡単に説明しておきますと、先ほどの例で、
A党:30万票
B党:25万票
C党:15万票
D党:10万票
E党:8万票
F党:5万票
議席数10だったとすると、まず最初は得票数がそのままポイントになり、
A党-1:300,000P
B党-1:250,000P
C党-1:150,000P
D党-1:100,000P
E党-1:80,000P
F党-1:50,000P
となります。次に、これを2で割ります。すると、
A党-2:150,000P
B党-2:125,000P
C党-2:75,000P
D党-2:50,000P
E党-2:40,000P
F党-2:25,000P
となります。さらに次は3で割ります。すると、
A党-3:100,000P
B党-3:83,333P
C党-3:50,000P
D党-3:33,333P
E党-3:23,333P
F党-3:13,333P
となります。以下、このように、4,5,6と大きい数字で割っていきます。
これをポイント順に並べなおし、議席数までが当選となります。
A党-1:300,000P
B党-1:250,000P
C党-1:150,000P
A党-2:150,000P
B党-2:125,000P
D党-1:100,000P
A党-3:100,000P
B党-3:83,333P
E党-1:80,000P
C党-2:75,000P
--ここまでが当選--
F党-1:50,000P
D党-2:50,000P
C党-3:50,000P
E党-2:40,000P
D党-3:33,333P
F党-2:25,000P
E党-3:23,333P
F党-3:13,333P
この結果、
A党:3議席
B党:3議席
C党:2議席
D党:1議席
E党:1議席
となるわけです。
そこで!冒頭に書いたニュースに戻ると、この例で言えば、A党は3議席確保できたにもかかわらず、候補が2名しかいなかったため、当落上の時点だった、F党に議席が回った、ということだったんですね(^^ゞ
この方式は、考案者であるベルギーの数学者ヴィクトル・ドント氏の名前をとって、ドント方式と呼ばれています。比例代表制を採用している多くの国で利用されている計算方式だそうです。
今、注目の、数字の話でした!