死してなお生きる、ミイラ その2
冒頭でお話ししたテレビ番組の中で、2000体ものミイラが安置されていると紹介されていたのは、イタリアのシチリア島・パレルモにあるカプチン修道会の地下納骨堂のことです。ここには、ある有名なミイラが眠っています。
ロザリア・ロンバルドという名前の少女の遺体なのですが、この遺体は「世界一美しいミイラ」と呼ばれていて、まるで「ただ眠っているだけ」と思えるぐらい、生きている時と変わらないような姿をしています。
彼女は1920年に2歳で無くなり、現在まで90年近くも”眠り”続けているのですが、その理由は「死蝋化(しろうか)」と呼ばれる現象で、死体の表面がロウソクのロウ(蝋)のようになるものです。死亡後すぐに、特定の条件化に一定期間に渡って置かれた場合、死体内部の脂肪分が蝋のような状態に変化し、皮膚表面をコーティングすることで雑菌などの進入を防ぎ、腐敗が進まない状態になるのです。
通常のミイラは、乾燥してカラカラになってしまうことで雑菌の繁殖を防ぐのですが、死蝋化したミイラは水分が抜けることが無いため、生きている時と同じような状態で保存されるんですね。
ロザリア・ロンバルドという名前の少女の遺体なのですが、この遺体は「世界一美しいミイラ」と呼ばれていて、まるで「ただ眠っているだけ」と思えるぐらい、生きている時と変わらないような姿をしています。
彼女は1920年に2歳で無くなり、現在まで90年近くも”眠り”続けているのですが、その理由は「死蝋化(しろうか)」と呼ばれる現象で、死体の表面がロウソクのロウ(蝋)のようになるものです。死亡後すぐに、特定の条件化に一定期間に渡って置かれた場合、死体内部の脂肪分が蝋のような状態に変化し、皮膚表面をコーティングすることで雑菌などの進入を防ぎ、腐敗が進まない状態になるのです。
通常のミイラは、乾燥してカラカラになってしまうことで雑菌の繁殖を防ぐのですが、死蝋化したミイラは水分が抜けることが無いため、生きている時と同じような状態で保存されるんですね。